開幕直前ですが、例年と同様に順位予想はしませんし今回は戦力比較もしません。
だって差は歴然ですから。

こう書くと現状の横浜の大幅戦力ダウンに不貞腐れてると思われそうですけど、実は微妙に違うんですよ。

なにしろ今シーズンの横浜は「堂々と最下位になれるチャンス」なんです。
いやこれ決してひねくれてるんじゃなくてマジで。

まず前提として、どんなに戦力が乏しいチームであっても基本的には優勝を目指しますよね。
そして優勝するために、どのチームもキャンプや二軍で練習して在籍選手の実力の底上げを図るのですが、 短期間で急に実力アップすることは稀なので、即戦力としてドラフト、FA、海外ルートで実力のある選手を獲得したり、 実績のある監督・コーチを招聘したりして、チームを補強するんです。
なので、そういった補強を一切せずに負け続けると、ファンは「優勝する気あんのか!」って怒ります。

さて、優勝するためには補強は不可欠、というのをわかっていただけたところで、 今シーズンの横浜は、采配経験のない新監督、FAで主力二人が抜ける、コロナで外国人全員不在、で開幕を迎えるわけです。
昨年4位のチームが補強どころが大幅に弱体化してます。
これで優勝できるなら、どのチームも金かけて補強なんてしない、って話ですよ。
もちろんチームが公式で「優勝は無理」と言うことはありませんけど、ファンはまぁ察しますよね。
(すでに今年の編成したフロントに怒ってるファンはいるようですが)

でも優勝が現実的に厳しいのであれば、目先の1勝にこだわる采配をしなくて済むのです。
若手選手がミスして負けるのを怖がる必要もありません。
つまり、これまで起用機会に恵まれてなかった選手にとっても新監督の采配経験的にも今年は「失敗できるチャンス」なんですよ。
これ、どのチームでもできるわけではありません。
横浜ですら、ここ数年は本気で優勝目指してたので、負けてもいいや、という選手起用はできませんでしたから。

そんなわけで、どんな状態であれ贔屓のチームが常に勝たないとイヤ、という横浜ファンの方も多いかと思いますが、 今年は、新監督や若手選手の経験を積むことができるシーズンとして暖かく見守ってみてはいかがでしょうか?

・・・と書いてはみたものの、どうもオープン戦のハイライト映像を見てる限り、 肝心な3~5年目の選手たちから「何とかしよう」という覇気が感じられないんですよね。
まさか彼らは現状をチャンスと捉えていないのでしょうか?
さすがに今がチャンスと思えない選手は、いかに能力があってもプロ向きではありません。
むしろ今年の新人や2年目の選手の方が雰囲気が出てますので、今年は経験を積むというよりは実は「見切り」のシーズンなのかもしれませんね。

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