どうもTADです。「最近なじんできたなぁ」と感じるこのごろです。
今回は帰国子女である私の体験談でもしようと思います。
私がアメリカに滞在していたのは中学の3年間で、ある夏休みにホーム
ステイというものを体験しました。"ホームステイ"とは、近くの学校に通
う間、現地の家に衣食住を提供してもらうというものです。
...その家庭は家族5人で父母1男2女という構成でした。
ごく普通のいわゆる中堅の家でボランティア精神と他国との交友を深める
ために"ホームステイ"をさせていると聞きました。そのとき私は、すでに
アメリカに来て2年目を迎えていたので、しゃべっている事はなんとなく
分かっていましたが、アメリカの文化の違いに驚きを隠せませんでした。
その中でもまず食生活の違いに驚愕しました、朝から砂糖の塊のような
ドーナッツ(やたら甘い)や、謎の味の謎のパン、コーンフレークらしき、
謎のスナック(これもやたら甘い)、朝からそんなものを食べていたらぶく
ぶく太りそうと思っていたら、案の定そこの家主はとっても横に大きな人
でした。
ある日、買い物に連れて行ってもらったとき、家主に訴えて自分専用の
普通のコーンフレークを入手することに成功しました。そのとき日本人の
描く"パン"と"コーヒー"そして"目玉焼き"といういかにもの、アメリカ式
朝食が、実はアメリカの一般家庭では浸透していないという事を実感しま
した(後で知った事ですが、そこの奥さんは朝が弱く料理も下手だった...)
夕食も驚くことが多かった、穀物類の絶対量が少ないのだ!
主食のパンは無く、ただおかずだけ並んでいる食事も珍しくはありませ
んでした。まれにおかずの中でスープにライスが入っているものがあって、
それはチキンライススープという向こうではメジャーな食べ物らしいので
すが、塩分控えめでまるでしまらない味でした。
こんな食事でよく夜にお腹が空かないなぁ、と思っていたら彼らは深夜
だろうと、朝だろうと、スナック菓子やチョコレート菓子を大量に摂取し
ていたのです...
この経験により、われわれ日本人がいかに美食家であるかという事を、
私は痛感しました。