音による新しい表現方法は考えられないか?
音の目的 = プレイヤーに何かを伝える
伝えるモノ = 情報 + 感情
方法 = BGM + 効果音
情報
・メニュー画面で、カーソル移動・決定・キャンセルの効果音。コントローラが壊れておらず、ゲームプログラムはプレイヤーがどのボタンを押したかを受信したよ、という情報。
・自分視点の3Dアクションで、周囲の状況を音で出力。2chステレオで左右。音質の違いで前後/上下も伝達可能かも。俯瞰レーダーをつけると世界観が損なわれるゲームで有効。→問題: プレイヤーが安物モノラルスピーカーを使っていると?
・自分がダメージを受けるとBGMが変化する→感情
感情
・RPGで、町のシーンでは平和なBGM、戦闘では緊張感あるBGMを流す
・重要な登場人物(Mr.A)に音を設定。一見するとMr.Aが関係してなさそうなイベントで、Mr.Aの音が流れる。実はMr.Aはこのイベントに関係がある。文字や映像による伝達が明確なのに対し、音による伝達は漠然。プレイヤー自身が記憶を検索する必要 (あれ、この曲だれのテーマだっけ?)→伏線的な使い方
・補足: BGMを聞く回数と、そのBGMを聞いたときに受ける緊張感は、反比例する。例: RPGの通常戦闘BGMは聞き飽きる。
#実験的な手法
・CD/DVDドライブが回る音を効果音として使う「どこかに敵ロボットが潜んでいる! モーター音に耳を澄ませ!!」→問題: 低騒音ドライブ搭載の新型機が発売されたらまずい
・端子2に接続された振動コントローラを振動させ、プレイヤーを驚かす→問題: コントローラ2があるとは限らない。コントローラ2が柔らかい場所に置かれていると音が発生しない