最近の出来事を列挙してみる。

・有馬記念当日の出来事
・金杯当日の快挙
・乾燥機事件
・CDの中身が・・・。

インパクトがデカイのは乾燥機事件であろうか。

何てことはない。
浴室乾燥機の調子が良くないので修理に来てもらったら、業者のいるときに限って正常に動きやがるというありふれた話である。
「特に異常なさそうですけどね~」なんて言われると冷や汗モノだが、ここでは詳細は省くことにする。

競馬ネタが続くが、ここでも有馬記念当日の出来事を書く。

実況は競馬にとってもはや欠かすことのできないものである。
ラジオ中継などは実況だけと番組が成り立っていると言ってもいい。
それで競馬が楽しめてしまうのだから、やはり重要な役割を果たしているのだろう。

去る12月26日有馬記念当日。

秋のGⅠ戦線で連敗記録を止めるために、WINZへと向かった。
ちなみに前日の大障害は、軸馬の1頭が落馬競争中止という今年を象徴するかのような結果に終わっていることを付け足しておく。

暮れの日ノ出町はどことなく淋しい、行く道ですらどこかオケラの様子をうかがわせている。
ドンキ前の道を通ると取れるレースも取りこぼしそうな気がしたので、回り道をしてWINZへ行くことにした。

さて、第1レースから詳細を書いていくのが面倒なのでここで話を大幅にハショる。

時は2時を過ぎ、有馬記念の時刻が一刻一刻と迫ってくる。
有馬記念はダンンシャンティの単勝にぶち込むと決めていたので、とりあえず勝負馬券を買って餃子の王将に向かうことにした。

TVの影響か以前に増して人で混雑している王将だが時間とタイミングによっては並ばずに店に入ることは可能だ。
通い詰めている玄人のみが知りうるタイミングである。
こればかりは言うことはできない。

すんなりと店に入りラーメンセットを注文しチラリと時計を見る。
出走まではまだ時間がある、食べてWINZへ戻るには十分な時間だ。
なんてほくそ笑んでいたら、おもいのほか料理が出てくるのに時間がかかってしまった。

だが、まだ時間はある。
急いで食べれば、十分間に合う時間だ。
早飯には自信がある、大丈夫だ。

何て思っていたら、今度はあろうことか隣に高そうな服を着た若い女の人がやってきてしまった。
これはマズイ。
来たのがおっさんであれば汁の飛ぶことも躊躇せずラーメンをガッツクところであるが、さすがにラーメンの汁が飛んだりしたら可哀想な気がする。
結局大人しい感じでラーメンを食べていたら、店を出たときには出走5分前となっていた。

間に合わないかもしれぬ。
と絶望しながら急ぎ足で歩いていると、愛用のウォークマンでFMラジオが聞けたことを思い出す。
まさに起死回生のアイデアである。

急いでオートプリセットでチャンネルを合わせて聞いてみると、ちょうどファンファーレと中山競馬場の歓声が聞こえた。
思わずフフッとほくそ笑んで通りの端で立ち止まる。

「ラジオで聞く有馬記念も中々いいもんだ。」

ちょっと裕次郎っぽく眉間にしわを寄せて新聞を見ていると、まことに面妖な出来事が起こった。
絶頂に達した中山競馬場の興奮を伝えるラジオだが、実況の声がどうもおかしい。

明らかに外人なのである。

ブリーダーズカップや凱旋門賞などで外人の実況を聞いたことある人ならご存知だろうが、まさにそれの有馬記念版である。
何や!何や!とパニックになっているうちに、ゲートが開く音と大歓声、そして興奮した外人の声がラジオから聞こえてくる。

このまま外人の実況を聞き続けるか、レースを中断する危険をおかしてまで他のチャンネルを探すか・・・。
通常なら他のチャンネルを探す方を選ぶのであろうが、パニックに陥った自分はあろうことか外人の実況を聞き続ける方を選んでしまった。

無論、日本語しか解せぬ自分である。
【アリマキネン】と【馬名】しか聞き取れず、2010年の有馬記念は終わった。

やはり実況は大事だと、うな垂れながらWINZへ到着。
地面に捨てられていたダノンシャンティの単勝馬券を見て、オケラとなったことを悟った。

全く暮れの日ノ出町にはオケラが良く似合う。

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