長年、日本のプロ野球を見てますが、特に最近というか直近10年くらいで感じるのは、昔に比べて5点差以上をひっくり返す逆転劇の発生率が多くなったな、と。データを調査したわけではなく、あくまで印象だけですがね。ちなみに「5点差」と定義したのは満塁ホームランでも逆転できない点差だからです。それと冒頭あえて「日本のプロ野球」と書いたのは、こちらも印象だけなんですが、メジャーでは日本ほど5点差以上の逆転劇は発生してない気がしてます。
で、ここ最近日本プロ野球で大逆転劇が増えてるのは、応援の仕方と決して無関係ではないはずです。もともとメジャーでは絶え間なく応援歌を歌うという文化はありませんし、昔の日本も今ほど派手な応援ではありませんでした。しかし現在は、特にチャンス時の応援の迫力は相当なもんでして、少なからず守備側に与えているプレッシャー効果は確実にあると思うのです。一度、広島、阪神、ソフトバンクなどのチャンスシーンを球場で体感してみてください。スゴイですよ。
あと、プロの世界では、大差で勝ってるチームが盗塁すると報復死球される、なんて言われてますが、ただでさえ野球は一方的に得点が入りやすい部類のスポーツなわけで、5点どころか10点差がついてようが、それで攻撃手法に制限がかかるのは実に不可解だと思うのですが、いかがでしょう?
・・・はい。お察しの通りです。7回の時点で5点差つけて勝ってても、7点差を逆転しても、結局負けたのがキッカケで書いてます。そういや5年前には「5点差が5点差」なんて試合もあったなあ。