ジャックウェルチさんの『ウィニング 勝利の経営』という本を読みました。

経営の本で、まだ自分には経営という概念は早い気もするのですが、これがとてもざっくばらんな内容で面白い。

経営とは…みたいなかしこまった内容ではなく、著者の経験から得られた実践的な内容になっているんです。

例えば「会社に合わない社員はとっとと辞めてもらうこと。
早く切られた方が次のチャンスが手に入る。だからその方が双方共にハッピーだ」
…みたいな調子。

終身雇用が一般的な日本からみると(もうとっくに終わっているかもしれないけど)、合理的過ぎて怖いんですけど、少なくてもまあ、一理ある。

さて、本の中で一番印象に残ったのは企業のカルチャーについての章。
企業におけるカルチャーとは、企業文化とか、職場の雰囲気とか、そんな概念です。

風呂コラムを読んでいらっしゃる方には、就職活動中の方もいるかと思いますが、職場選びのときに、カルチャーは大事ですよ!


例えば同じゲーム業界でも職場によって日常は全然違います。
  • 部活動の延長みたいにゲーム作りに没頭している
  • 反対に定時にはかっちり帰るプライベート重視型
  • 新しい技術に目がない
  • 古い技術の保守が支配的
  • とにかく面白さにこだわっている
    などなど。

    ゲームに限らないカルチャーだと
  • 社長が全ての指示を出している(いわゆるワンマン)
  • 上とは反対に放任主義
  • 社員全員ができるだけ衝突を避けようとしている
  • 仕事中なのに雑談している
  • 上とは反対に勤務中誰も一言もしゃべらない
  • いつも殺伐としている
  • やたらと社内恋愛が発達している
    とかね。

    同じ仕事でもカルチャー次第で楽しいかどうかが全然違ってくる。

    ここで挙げたのはあくまで例でプログレス社の内情ではありませんよ!

    でもそうだなあ、
    私が好きなプログレス社のカルチャーは率直なところです。

    例えば誰かがプログラムに問題があったときも、良し悪しは抜きにして、とりあえず、制作したプログラマ本人が、その動作、意図を説明することからはじまる。
    また、そのための時間も十分に与えられる。
    (黙って怒られるしかないという理不尽な職場はたくさんある)

    もちろん、それが間違っていたり誤魔化したりしたらコテンパンに叩かれるけど、結果的にはそれで成長できるからね。

    こういうカルチャーが好きな人も反対に大っ嫌いな人もいるんじゃないかな。
    だから職場を選ぶ時にはカルチャーは大事にしよう。

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