毎回ゲーム風呂を読んでくれてる人も、そうでない人も、はじめまして。私は今年入社したばかりなのに、こういう場で自分の意見を言える事に驚いたり緊張したり息巻いてみたり。
さてこの私、今年の3月までは某ゲームスクール(以下スクール)に通ういわゆる「専門学校生」という立場だったわけで、今回はその辺の体験から「スクールで上達する人としない人のワレメ、じゃなくて分かれ目」について話していこうと思います。
- 授業料の元は取れるのか?
学校によって多少差はあれど、スクールに入るには、やはりお金が掛かる。たとえゲーム業界に就職できなくても、スクールでの経験は無駄にはならないと思うけど…。でも出来ることなら就職したいもの。そのためにスクールに入るんだし。
- スクールに入ったからってゲーム業界に入れる訳じゃ!
それは当たり前というか、きっとどんな専門学校でも当てはまる事。「スクールに通えばゲーム業界に入れる」という考えを今もしあなたが持っているなら、その考えは捨たほうがいい。これは例え話だけど、卒業生の就職率100%というのも、就職が内定した人だけに卒業証書を渡せば達成されてしまう事だから。
- プログラミング経験の無い人でも大丈夫。
入学前からプログラミングの経験がある人は確かにスタートで優位に立てるけど、その貯金は意外と早く無くなったりする。つまりそれまで全くプログラミング経験の無い人でも、ちゃんと勉強すればすぐ彼等に追いつけるって事。それどころかあっという間に追い抜いていく人もいるから、経験がある人も、だからって余裕を見せてはいられない。
- 上達する人としない人の差は一体どこから…?
自分が今出せる実力より圧倒的に上を行くプログラムあったとして、それを見せられた時にやる気を出すのが上達する人。やる気を無くしてしまうのが上達しない人。スクールの授業だけで満足してしまう人も、業界に入れるレベルまでは上達しない。自分からより高い技術を求める姿勢が、絶対に必要。それはゲーム業界に入ってからも言える事だと思うけど。
- なぜにプログラマー?
スクールでは「就職する事を目的にするな、どんなゲームが作りたいかを考えろ」ってよく言われたけど、正直自分には作りたいゲームなんか無くて、プログラムが組めればそれでいいと思っていた。プログラムを組む為にプログラマーになりたいと。プログラムを組んでいく中、気分が乗って最高に集中している時の、自分の頭の中身がそのままプログラムに変わっていくような感覚がたまらなく好きだから。
- 本気でスクールに入ろうと思っている人に。
上でやる気があれば上達するような事を書いたけど、やっぱり人によって限界があって、身も蓋もない言い方だけど、結局は本人のセンス次第じゃないかとも思う。もしスクールの授業に付いて行けないと思ったら、酷な言い方だけど早いうちに諦めたほうがいい。むしろ授業内容に物足りなさを感じられるくらいじゃないと、就職までは難しいかもしれない。
- あとがき?
いや~、書けた書けた。最後まで付き合ってくれてありがとうございました。対象者を絞ってしまったので、関係のない方には読んでもらえなかったかな?以上、一年生プログラマーの本田でした。それでは!